膝痛の原因はどこから?膝の仕組みを世界一わかりやすく解説

膝痛を抱える患者様へ。
毎日おつらいでしょう。
朝起きたときの動き始めが怖いでしょう。

その膝痛がどこからきているかを理解するためにまず、膝のしくみ、どんなもので構成されているのかを一緒に勉強していきましょう!



おおまかに、骨、筋肉、靭帯、軟部組織にわけられます。

ひとつずつ、説明させてください。
細かい筋肉や専門用語はできるだけ避けて世界一わかりやすく説明できるようにシンプルな表現を心掛けます。
みなさん!最後までついてきてくださいね!


目次

膝を構成する骨🦴🦴🦴

膝を構成する骨をみなさんご存じでしょうか?

  1. 大腿骨  →  太ももの骨
  2. 脛骨   →  すねの骨
  3. 膝蓋骨  →  膝のお皿の骨

知っている骨はありましたでしょうか?
ひとつでも知っていたら上出来です!

出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス

画像で見るとこんな感じです
青が大腿骨、赤が脛骨、黄色が膝蓋骨です


膝で重要な筋肉💪💪💪

筋肉はどれくらい知っているでしょうか?

膝周りの筋肉は実はたくさんあり、それぞれが相互に作用しあって膝を支えています。
細かい筋肉を紹介しだすと読む気がなくなってしまうと思うので、重要な筋肉のみ紹介します。

大まかに、まえの筋肉・うしろの筋肉に分けます。

まえの筋肉は大腿四頭筋と呼ばれており、名前の通り4つの筋肉から構成されます。
大腿直筋・内側広筋・中間広筋・外側広筋 この4つから構成されます。

すべて覚える必要はないですが、内側広筋だけは覚えて帰ってください。
なぜ内側広筋が重要か??

それは、すぐに筋力が落ちてしまう上に回復が遅い筋肉だからです。

四頭筋は、膝を伸ばすときに活躍する筋肉です。

出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス

うしろの筋肉はハムストリングと呼ばれており、3つの筋肉で構成されます。
大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋 から構成されます。

この3つは覚える必要はありません。
うしろにハムストリングがあるんだ!と、覚えてもらえれば十分です。

ハムストリングは膝を曲げる際に活躍する筋肉です。

出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス


膝を支える靭帯🏃‍➡️🏃‍➡️🏃‍➡️

膝を支える靭帯の細かく言い始めるとたくさんあるので簡単に。

内側  →  内側側副靭帯
外側  →  外側側副靭帯
前   →  前十字靭帯
後   →  後十字靭帯

この4つを覚えましょう!
内外前後、どの方向にも安定させる靭帯があるんだ!で、結構です。

出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス


膝の軟部組織🌙🌙🌙

軟部組織と言われると、少しなじみがない言葉だと思います。
書いてて気づいたのですが、軟部組織には前十字靭帯とかも含まれてしまいますが…
ここでは、半月板を紹介させてください!

歩行時の膝には、体重の約3倍の力がかかると言われています。
この力を分散させるために働くのが半月板です。
よく、膝のクッションの役割をしていますと説明します。

出典:ヒューマン・アナトミー・アトラス

内側半月板と半月板があります。
青が外側半月板、赤が内側半月板です。

半月板損傷について詳しく知りたい方は↓↓のリンクへ

20~40代の半月板損傷
40代以降の半月板損傷


膝まとめ ✨✨✨

ここまでで、膝が 「骨」「筋肉」「靭帯」「半月板(軟部組織)」 から成り立っていることがわかりましたね。

  • 骨 → 土台
  • 筋肉 → 動かす力&支える力
  • 靭帯 → ぐらつきを止めるベルト
  • 半月板 → 衝撃を和らげるクッション

どれか一つでも不調になると、膝はスムーズに動かなくなります。
逆に言えば、それぞれの役割を理解しておくことで、 「どこが痛いのか」=「何が壊れているのか」 を推測する手助けになります。


これからの学び方 📚

「膝が痛い」と一言で言っても、原因は人それぞれ違います。

  • 筋肉が弱っているせい?
  • 靭帯が損傷しているせい?
  • 半月板がすり減っているせい?

こうやって分解して考えると、専門的な診察や治療の前に、 なんとなく自分の膝の状態を理解できるようになります


次回予告 👀

ここまで「膝の構造」を勉強しました。
次はさらに一歩進んで、

👉 「膝の痛みが起こりやすい場所」や「代表的な疾患」

について、一緒に学んでいきましょう!
「自分の痛みはここかも?」と気づくきっかけになるはずです。

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